米・中を包含した日本文明をめざそう |
第3の道があります。
日本の今後の世界への使命は、米も中も包含した日本文明を築きあげることです。
◆
もともと、日本は中国やインドの古い文明から学んできました。
「三国一」とは、日本・中国・インドのことでした。
親鸞の名前は、「親」をインドの仏教僧「世親(せしん)」に、「鸞」を中国浄土教の開祖・「曇鸞(どんらん)」に由来します。
◆
日本は西欧からもどんよくに学んできました。
アメリカからもです。
日本は風呂敷のように包み込むことが得意です。
日本のこれからの路線は、
拝米でなく「親米・自立」です。
嫌中でなく、「親中・自立」です。
◆
暴力、保守、宗教、共和党の赤い州 |
しかし、大陸国で大陸文明の暴力を内包しています。
ニューヨークにひと月いると、
欲と道連れの強欲資本主義
殺人
刹那主義
やらずぶったくり
が目につきます。
◆
中国は経済で元気があります。
しかしやっていることはアメリカのエピゴーネンです。
たとえば、中国を代表する会社はどこでしょうか。
中国の人材はこれからです。
戦後日本は、国のバックなしにトヨタ、ソニーが出ました。
ノーベル賞受賞者をはじめ人材も豊富です。
◆
世界の6文明 |
図の6文明の他に、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明です。
近代世界をつくりあげたのは、西欧文明と日本文明です。
アメリカは西欧文明の子供です。
日本は、中国文明、インド文明を取り入れ、西欧文明を加工して
日本文明
を築きました。
◆
米中の2極支配が政治経済的には続きます。
西欧文明は2項対立を得意とします。
しかし、日本文明は、相手も自分も正しいとするやわらかさをもっています。
世界が小さくなるにつれ、やわらかさが重要となります。
ニューヨークは、文化、芸術の街です。
アジアでは日本がきわだっています。
日本は日本文明の伝道師を必要としています。
◆
なぜ大陸の帝国は荒々しい?
ブッシュの赤い州が世界を破壊 2008年
◆
【私記】
2013年11月22日は、ケネディ暗殺50年ということで、テレビは朝からケネディ一色です。
1963年11月22日、50年前のこの日は、私にとってはいつまでもきのうです。
学生の私は一萬田尚登(いちまだ ひさと)さんと面会することになっていました。
そのころ学生団体が渡航するには、日銀のドル持ち出し許可が必要でした。
一萬田尚登(ひさと)は日銀の法皇といわれた人です。
新聞社の後援、14商社、トヨタ、エーザイその他の企業の支援後援を持参し、お願いにあがる手筈でした。
東京駅をおりたところで、ケネディ暗殺のニュースを耳にしました。
早速、念のため、一萬田尚登事務所に一報を入れました。
アポは流れ、訪タイ計画は1年延期となりました。
<※ 1年後に、2グループのみが海外に出かけることに相成りました。
私達の海外渡航は、1962年の海洋冒険家・堀江謙一の太平洋横断に触発されたものでした。>
※一萬田 尚登(いちまだ ひさと、1893年 - 1984)
日銀総裁を8年以上務め、日銀の法皇といわれました。
大蔵大臣も4期経験しています。
一萬田 尚登
(2013/11/22。驟雨のセントラルパークをのぞむ窓辺にて)
No comments:
Post a Comment