Thursday, March 27, 2014
大陸国家は暴力が習い性。中国、ロシア、インド。中東。
ユーラシア大陸には、ナナメに砂漠地帯が走っています。
砂漠地帯のワキに大国家群が発達しました。
しかしこれらの帝国は、砂漠の遊牧民により、数百年で倒されてしまいます。
遊牧民の暴力はすさまじく、ジンギスカンのように、皆殺しが原則です。
(梅棹忠夫『文明の生態史観』。1957年の論考を書籍化)
周辺の帝国は、遊牧民の皆殺しに対抗するために、大急ぎで強固な組織、専制国家をつくりました。
民主主義などを育てる余裕はありません。
「お・も・て・な・し」とは、無縁です。
大陸国家が暴力、専制的なのは、みずからを守るための歴史的な必要から来ています。
欧米の築き上げた国際秩序無視はこれからも続くでしょう。
西欧と日本だけが、砂漠の暴力とは無縁で、悠々と近代文明、民主主義を育てることができました。
西欧≒日本、です。
西欧のひとつひとつの国家が日本の都道府県に該当します。
紋章があり、封建制(半独立国家群)を共有しています。
都道府県ごとに名物があります。
封建制を経験していない大陸専制国家にはありません。
今を生きる人々が、平和な世界に生きるにはまだ早すぎます。
1000年単位で世界を考える必要があります。
※
・肉体をいじる宦官(かんがん)を、日本は採用しませんでした。
・優秀な人物を選抜する科挙も日本は採用しませんでした。能力より、血縁の人物が大事でした。
・平安京などの都市には、敵を防ぐ城(城壁)をつくりませんでした。
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文明論コラム
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